2024年 夏の頂点への闘いが始める(山口県大会)注目校の紹介

2024年夏山口大会

第106回全国高等学校野球選手権山口大会の組み合わせから、各ブロック別に注目校を私見ですが紹介します

大会期間&試合会場

<期間>
   7月13日(土)~7月27日(土)予定
   雨天等により順延あり

<試合会場>
   下関会場:オーヴィジョンスタジアム下関
   宇部会場:ユーピーアールスタジアム
   周南会場:津田恒実メモリアルスタジアム
   岩国会場:絆スタジアム
   準々決勝以降:山口マツダ西京きずなスタジアム

岩国会場は、今回ビジコム柳井スタジアムではないようです

組合せトーナメント

6月22日(土)に組合せ抽選会が行われ以下のトーナメントのように決まりました

各シードは1年間の成績からポイント順に選ばれ
第1シード:宇部鴻城(宇部会場)
第2シード:高川学園(周南会場)
第3シード:西京(宇部会場)
第4シード:下関国際(下関会場)
第5シード:柳井学園(岩国会場)
第6シード:南陽工業(周南会場)
第7シード:周防大島(岩国会場)
第8シード:早鞆(下関会場)
と、なっております。

各会場ごとの注目校紹介

第1シード 宇部会場のブロック

まず、第1シード 宇部鴻城が入ったブロック

第1シード 宇部鴻城
宇部西、厚狭、萩、小野田工業、小野田、宇部工業が入った宇部会場
注目は、昨年夏の王者であり、春県大会優勝の宇部鴻城。投打バランスよくベンチ層も厚い。
宇部鴻城としては初戦となる2回戦の宇部西と厚狭の勝者との試合で、投手をある程度慣らす為に少ないイニング投げさせて調整し、次戦以降万全に望むと思われる。
特にエース 松成くん、そして2番手 小林くんの2枚をどう起用するかが気になるところ。
通常であれば先発を小林くん、後半を松成くんの継投が考えられるが・・・
少し気になるところは打撃面。新基準バットになってからか、打がそれほど脅威と感じないことが春の県大会、中国大会と見受けられる。この大会で打線がどこまでレベルUPと調子を上げているかポイント。特に秋県大会・中国大会といい活躍をしていた原口くんに、結構期待しております。

その宇部鴻城を崩すことがこのブロックであるとすれば、宇部工業しか考えられない。
宇部工業。近年一番いい打者を先頭に置くことが多い宇部工業。今大会も1番打者であろう上戸くんの打撃が宇部工業の打のキーポイント。長打も多い彼がチャンスメイクし後続で返せるか、また封じられないかポイント。あと、後続の3番、4番が機能するか・・・
そして昨年の夏以降、本調子でなさそうなエース五十嵐くんが完全な調子であれば、このブロック3回戦の宇部鴻城と宇部工業の対戦、おもしろい好ゲームになるかもしれない。

第8シード 下関会場ブロック

第8シード 早鞆
山口、豊浦、大津緑洋、下関商業、萩商工が入ったブロック。
このブロックで優位に勝ち上がってくると思われるのは、早鞆と思われる。

早鞆。複数のバリエーション豊富な投手をうまく継投で闘うチーム。打線が上位チームに比べ劣るため、ここが春からパワーアップすれば、ブロックを抜けるのは難しくないはず。


その対抗としては、豊浦もしくは山口の勝者となるだろう。
ベスト4入りを目指す為には、このブロックを勝ち上がることが前提だが、4回戦が宇部鴻城のいるブロック。投手負荷軽減もできるだけしながらの闘いも難しいところ。

第5シード 岩国会場

第5シード 柳井学園
岩国商業、岩国工業、聖光、岩国、防府商工、大島商船が入ったブロック。
このブロックが今大会一番おもしろいブロックなのかもしれない。
まず第5シードの柳井学園。投手力がいいチーム。春の県大会でいい投球を見せた、今村くん、小川くんが、この大会も同様の活躍がキーポイントとなる。

岩国商業は昨年の代からエースとして投げている椋くん。彼は安定感抜群の投手。よほどではない限り大きく崩れたりする投手ではない。打線がどのくらい彼を援護できるか?他の投手で闘えるかが、勝ち上がるうえで重要だ。

岩国高校。昨年夏1年エース加藤を擁し、昨年王者の宇部鴻城を最後まで苦しませたが、惜しくも敗れベスト8。そんな岩国だが秋、春と成績をうまく残せていない。エース加藤くんの復調とパワーアップ度を注目したいところ。またキーポイントは、少ない部員での闘いとなる、名将の采配が最大の注目。

防府商工。全体的に投手力がいいチーム。特に古屋くんが春からどのくらいパワーアップしているか?関岡くんも確認したいところ。大量得点を奪うのは難しいと思われる。エラーを最小で投手を支え、チャンスで確実な点を奪えるかがポイント。

このブロックが一番実力拮抗の高校が多く、特に投手力が全体的にいい高校となっている。僅差の試合が多くなることが予想され、どこがこのブロック抜けてもおかしくない。

第4シード 下関会場

第4シード 下関国際
宇部フロンティア大学付属香川、慶進、美祢青嶺、山口県鴻城、長門、宇部高専が入ったブロック。

下関国際。私立3強の一角。1年から活躍する野田くん、福嶋くん彼らが、最大限の警戒をされる中でどのくらい結果が残るか注目したいところ。そして気になるのは、投手陣。2年の伊東くんがこの大会もエースなのか?それとも1番を背負っている福嶋くんが投げるのか・・・もし伏兵としていたら、さすが下関国際というしかないが・・・
どちらにしろ、優勝候補の一角であることは間違いない。
関係ありませんが、私は捕手の堀くんの所作が結構好きです・・・

山口県鴻城。投打にバランスがいいチーム。複数の投手を保有し、やはりエース林くんが中心となるであろう。下関国際と対戦した場合、ロースコアゲームに持ち込めるほどの力がある投手陣と思われる。あとは、打線が上位チームの投手を打ち崩せるか注目したい。

この他に3回戦まで勝ち上がるとすれば、宇部フロンティア大学付属香川と慶進の勝者も可能性があるが、やはり下関国際の壁が厚そうだ。

第3シード 宇部会場

第3シード 西京
宇部、下関工科、下関北、宇部商業、4校連合(下関中等教育、高森、岩国総合、山口農業西市分校)、下関西が入ったブロック。

西京。昨年秋ベスト8、春準優勝と確実に力をつけてきたチーム。エース完投型ではなく、複数の特に原田(梨)くん、大西くん、杉岡くんが中心として勝ち上がってきた。今大会も、継投で投手の負担を少なくしながら勝ち上がってくると思われる。打線は派手さはないが、どこからでも得点が奪える、細かな野球をしてくる印象がある。(ディレイドスチール等)

宇部商業。個々の実力は十分なチーム。投手はエース薬師寺くん中心に、打線と守備の雑さがなくなり、チーム力・総合力が春よりパワーアップしていれば、このブロック勝ち抜けベスト4への道も切り開けると思われる。

下関西。昨年秋がベスト8。春は早鞆に1点差で敗れベスト8に入れず。このブロックを勝ち抜けるには十分な力を有する。エース末永くんのできが突破のキーポイント。短い期間での連戦登板となるが、気力・体力が続くか・・・

この他にも宇部と気になるところがあり、ブロックを抜けるには、少々疲れるブロックとなった。

第6シード 周南会場

第6シード 南陽工業
防府、桜ヶ丘、柳井、徳山、新南陽が入ったブロック。

第6シード 南陽工業。春は下関国際を降し、ベスト4入り。新チームになってから私立3強以外で意図してはないが、一番観戦したチーム。
南陽工業は特徴が多い。投手は、左腕エース阿砂くん、速球派右腕2年阿部くんの2枚と、コントロール抜群の捕手 齋郷くんが、ピンチに登板し「火消しの齋郷」(勝手に命名)がピンチを積んでいく。この3枚が機能すると、なかなか点を奪うのが難しい。また打撃は、下位打線が、バットを極端に短く、追い込まれるまで手を出さないスタイルで、相手のミスを誘いチャンスメイクし、上位に繋げて得点を重ねていく。このスタイルが新基準バットのスタイルに今のところマッチしている。
そうそうのことがない限り、負けることが想定できないチーム。

防府。投手力がいいチーム。エース荒瀬くんが春に計測した136km/hから、更に今回パワーアップしているかと思われるが、後半極端に球速が落ちていたので、そこが改善されているか注目。
また、春4番の箕島くんとの2枚で勝ち上がることだろう。
2回戦が、桜ヶ丘と柳井の勝者。桜ヶ丘とは春1点差で辛くも勝利している相手、防府としは初戦。難しい闘いとなるだろう。

桜ヶ丘。昨年秋ベスト8、春は2回戦で徳山に敗れ、私立大会で準優勝。エース橋くんが私立大会のような丁寧な投球、そして控えの投手が踏ん張ること、あとは毎試合ある内野のエラーが減れば、失点数はある程度計算できるチーム。2回戦が投手戦になる可能性が高い為、自滅失点だけは避け、打線はいいので好投手戦が続くことになるが、少ないチャンスをものにでき、勝ち上がれる可能性が高い。

徳山。昨年夏、旋風を起こしベスト4に入り、新チームは同じ周南地区の高川学園と南陽工業に阻まれ結果が残せず。エース五角くんがどのくらい、パワーアップしているかが注目のポイント。ロースコアゲームに持ち込めれば勝機あり。

第3シード 西京がいる宇部会場ブロックと第6シード 南陽工業がいる周南会場ブロック。
私立3強が唯一いないが、この山でどこがベスト4まで勝ち上がるのか、単純にシード校が抜けてくるとは言えない可能性がある。今まで挙げたところのどこかにはなるはずだが・・・
楽しみにしたい。

第7シード 岩国会場

第7シード 周防大島
下松、柳井商工、華陵、光、高水が入ったブロック。

周防大島。近年強打が売り。昨年、私が見る限り県内トップの打力と思っていたがまさかの初戦敗退。私も観戦してましたが、衝撃でした・・・
さて今年は昨年同様に打線に力あり、下位まで長打を警戒せざる得ないほど、昨年と同等の印象。
今大会打線の組み換えはあるかもしれないが、不要に先頭打者を歩かせると、大量失点に繋がる恐れがある。打線が申し分ない周防大島のキーポイントは、ディフェンス。
春県決勝大会で高川学園に惨敗したが、投手力に差がでてしまった。丁寧なピッチングを強豪相手にできれば、最小失点まで抑えることができるだろう。あとは控え投手がエース級に育っていれば・・・
もうひとつは、守備がいくつかのポジションで気になる。ここは、今大会までに潰してくると思われるがそのままだと、苦しいかも・・・

光。春は周防大島に惨敗し、県決勝大会に進めず。今大会またも、周防大島が立ちはだかる展開になりそう。光も周防大島同様、打線が売りと思われる。特に1番打者の谷川くんは、魅力的なバットコントロールと長打を兼ね備えている。ここを封じられるか、それでも打てるか注目のところ。
また、春までの時点で投手力が課題だった為、どこまで投手がパワーアップしているかが、勝ち上がる為、周防大島とリベンジ戦で勝つためには重要なところ。

第2シード 周南会場

第2シード 高川学園
防府西、下松工業、誠英、熊毛南、徳山高専、徳山商工が入ったブロック。

第2シード 高川学園。私立3強の一角。昨年秋県大会優勝。春県大会ベスト4。私立大会優勝。
エースであり、4番である(春までの時点で)葛西くん。春県大会は、ほとんど投げておらず、私立大会も登板なし。彼が万全な状態・調子の場合、県内では手が付けられない。彼が今大会どこまでスケールUPしているか気になるところ。また、投手陣は葛西くん以外も充実しており、左腕 松本くん、船曳くん、右腕 吉井くん、そして大型ルーキ大下くんと豊富。なかなか失点は計算しにくい。県内ではトップの投手力と思われる。
しかし、高川学園は近年得点が思うように奪えない、打線がそこまで脅威ではない。それはこの代に入っても同様で、新戦力を含め打線が固まっていれば、取り越し苦労だが・・・

徳山商工。1年間、高川学園と同じブロックに入り、敗れてきた。春県大会3回戦で激突し、高川を最後まで苦しめた。その要因は、村上くん、桐山くん、中野くんは3投手の活躍が大きい。今大会も彼らが春以上に活躍することが大きな壁を破る為には必須。また、打線が上位校に比べ、弱いがそこをどう克服しているかキーポイント。

最後に・・・

1年間、公式戦を観戦し私見ですが注目校を紹介しました。挙げてない高校が優勝の可能性がないわけではなく、もしかしたら台風の目になるかもしれません。どこが勝ち上がるか、甲子園の切符をどこが掴むか今年も楽しみです。

私モモンガは、1回戦、2回戦、3回戦どこの球場に行くのか、今も決めきれず悩んでおります。
今年も、本当に選ぶのが難しいですね。
もし、球場で見かけましたら、やさしくお声ください。

最後までご朗読ありがとうございました。

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