4月27日 準々決勝2試合結果&詳報

2024年春季山口県大会

令和6年度 春季山口県高校野球大会 4月27日 県決勝大会 準々決勝 岩国絆スタジアムで行われた試合詳報と考察です。

4月22日でベスト8が出揃いました。各地区球場から決戦の地が、岩国絆スタジアムへの移り、
県優勝・中国大会出場をかけた闘いの幕が開けました。

本日はベスト4をかけて2試合が行われます。
第1試合 下関国際 VS 南陽工業
第2試合 早鞆 VS 宇部鴻城

第1試合 下関国際 VS 南陽工業

スターティングオーダー

<南陽工業 選手交代履歴>

<下関国際 選手交代履歴>
なし

試合結果

<下関国際>(背番号)
 被安打:4 失策:2 与四死球:2 奪三振:0
 本塁打:0 3塁打:0 2塁打:福嶋(1)

<南陽工業>(背番号)
 被安打:4 失策:1 与四死球:3 奪三振:1
 本塁打:0 3塁打:藤井(4) 2塁打:0

試合序盤(1~3回)

1回表 下関国際の攻撃 2死から安打と四球で2死2・3塁としたが、後続続かず無得点。

2回裏 南陽工業の攻撃 下関国際の先発 伊東くん(11) この日、立ち上がりから苦労しており、思うような投球が出来ていないと思われる中。1死からセンター前ヒット、四球で1死1・2塁とし、7番 藤井くん(4)がセンターを抜けるスリーベースヒットで、ランナー2人が帰り2点先制。更に1死3塁とチャンスは続き、8番 宮脇くん(5)がレフトへの犠牲フライで1点を追加し、0-3とリードする。

3回両校動きなく、3回終わって0-3と南陽工業がリード。

試合中盤(4~6回)

4回表 下関国際の攻撃 1死1塁から5番 渡邊くん(3)がレフト前ヒットで1死1・3塁とし、6番 藤本くん(17)の内野ゴロの間に、ランナーが帰り1点を返す。

5回表 下関国際の攻撃 ここで、南陽工業は先発 阿部くん(10)から捕手の齋郷くん(2:右投)にスイッチ。(この交代で守備の変更があり)
代わった齊郷くん(2)は、相変わらずのコントロールの良さで、下関国際打線を3者凡退とする。

6回表 下関国際の攻撃 先頭の2番 山本くん(9)がヒットで出塁し、続く3番 福嶋くん(1)が、ライトフェンス直撃のツーベースヒットで、1点を追加し、2-3の1点差に詰め寄る。

一方、南陽工業は、4~6回 本来のピッチングに戻りつつある、下関国際の伊東くん(11)の前に無安打。

6回終わって、2-3の1点差まで下関国際が詰め寄る。

試合終盤(7~9回)

試合終盤の7回、両校ともに3者凡退。

8回表 下関国際の攻撃。ここで南陽工業は、投手 齊郷くん(2)から阿砂くん(1:左投)にスイッチ。齊郷くんは再び捕手に・・・(色々守備変更あり)
先頭打者がエラーで出塁し、パスボールで無死2塁とチャンスが転がってきたが、後続がセンターフライ連続とセカンドフライでチャンスを活かせず。

8回裏 南陽工業の攻撃は、先頭がエラーで出塁し、2死3塁までいくが、あと1本がでず無得点。

9回表 あとがない下関国際の攻撃 5番からの攻撃だったが、南陽工業の阿砂くん(1)が打ち崩せず、3者凡退でゲームセット。

2-3×で南陽工業が勝利しました。

第2試合 早鞆 VS 宇部鴻城

スターティングオーダー

試合結果

<早鞆>(背番号)
 被安打:7 失策:2 与四死球:4 奪三振:2
 本塁打:0 3塁打:0 2塁打:0

<宇部鴻城>(背番号)
 被安打:8 失策:0 与四死球:1 奪三振:5
 本塁打:0 3塁打:0 2塁打:益野(5)、上田(3)、原口(4)

試合序盤(1~3回)

1回表 早鞆の攻撃は、1死で2番 安東くん(4)がヒットで出塁したが、牽制死と内野ゴロで無得点

1回裏 宇部鴻城の攻撃は、2死で3番 村田くん(8)がヒットで出塁するも盗塁死で無得点。

2回表 早鞆の攻撃 2死からヒットで出塁するも、後続続かず。

2回裏 宇部鴻城の攻撃 エラー、パスボール、ボークと相手のミスからチャンスを作り、1死3塁。
6番 上田くん(3)がセンターへのツーベースヒットで1点を先制。

3回 早鞆は3者凡退。宇部鴻城は、安打で出塁するが後続続かず。

3回終わって0-1 宇部鴻城がリード

試合中盤(4~6回)

4回 早鞆、宇部鴻城ともに出塁するが、後続続かず。

5回表 早鞆の攻撃 先頭打者がヒットで出塁したが、併殺が絡み後続続かず。

5回裏 2死から1番に入った白石くん(6)がライト前ヒットで出塁、続く2番 益野くん(5)がレフトの頭を越えるツーベースヒットで、1塁ランナーが生還し1点を追加し、0-2とする。

6回表 早鞆の攻撃は3者凡退

6回裏 2死から6番 上田くん(3)が本日2本目となるツーベースヒットで出塁、続く7番 原口くん(4)もセンターの頭を越えるツーベースヒットで、2塁ランナーが帰り1点を追加。0-3とする。

6回終わって0-3 宇部鴻城が徐々にリードを広げる。

試合終盤(7~9回)

7回表 1死から内野安打で出塁するが、後続続かず。

7回裏 宇部鴻城の攻撃 ここで早鞆は投手を藤村くん(1)から山領くん(14:左投)にスイッチ。ヒットと犠打で2死2塁とし、ここから連続四球で2死満塁。更に四球で押し出し、宇部鴻城が1点追加。早鞆は、投手を山領くん(14)から太田くん(15:右投)にスイッチ。後続を抑えて1点追加止まり、0-4と4点差に広げる。

8回表 早鞆の攻撃 2死からヒット、死球、ヒットで満塁としたが、あと1本がでず無得点。

8回裏 宇部鴻城の攻撃 先頭を四球で出塁し、ランナーを犠打と進塁打で2死3塁。パスボールで3塁ランナーが帰り1点追加。0-5とした。

9回表 早鞆の攻撃 なんとか点を奪いたかったが、3者凡退でゲームセット。

0-5で宇部鴻城が勝利。ベスト4最後は宇部鴻城となった。

試合考察

下関国際 VS 南陽工業

下関国際は、伊東くん(11)の立ち上がりが今回よくなく、2回もそのままだった結果、2回で奪われた3点が結果、決勝点となり、この回以降は、ほぼ完ぺきに抑えていることから、2回の投球が悔やまれる。また、攻撃も南陽工業のタイプの異なる3投手を完全に打ち崩せなかったことが敗因。
それでも、戦力は県内トップクラス、夏、厳しい組み合わせになるかもしれないが、期待したい。

南陽工業は、系統の異なる3投手の継投で下関国際打線を被安打4、失点2の最少失点で押さえ込んだ。先発は阿砂くん(1)か阿部くん(10)のどちらかで、齊郷くん(2)を含めて先発しなかったどちらかで系統するのが必勝パターンとなるのであろう。この3投手が、毎試合計算ができる投手なんで、
ある程度の失点数を計算できる。あとは攻撃面2回の3安打で3点。そこからの4回以降は無安打。
試合を観て、下位打線は基本的に初級打ちはせず、ファーストストライクがとられるまでは、ボールをみて、有利なカウントに持ち込む。またバットは極端に短くミート重視の印象。この為、下関国際相手でも三振は「0」。しかし新基準のバットは打球が伸びないし、勢いも弱いため、当てるバッティングではヒットが生まれにくく、それが今回の結果に結びつくと思われる。ここは難しいが、力強いバッティングが望まれる。

早鞆 VS 宇部鴻城

早鞆はこの試合、得点圏にランナーが進んだのは8回のみ。それ以外は宇部鴻城の小林くん(10)に抑え込まれてしまった。逆に言えば、8回2死から満塁にした好機、打順はクリーンナップ、、ここが繋がっていれば・・・それほどまでに小林くんの投球がよかった

宇部鴻城は、大量得点のイニングはなかったが、確実に1点を積み重ねてた試合。相手のミスも得点に絡められたことは、流石と思われる。
この大会ここまで3試合を無失点で来た宇部鴻城。この投手力はかなりのもの。

スポンサー

コメント

タイトルとURLをコピーしました